美容施術として人気のボトックス
かたくなった筋肉の緊張をほぐし柔らかくするボトックス注射は、美容外科クリニックなどで美容施術として用いられています。額に刻まれた深いシワを緩和したり、張り出しているエラを目立たない状態に導くなど、様々な作用を持っているのが魅力です。注射器によって薬剤を注入する施術ですので、メスを使う必要がなく入院も不要です。日帰りで手軽に受けられるアンチエイジング施術の一つとして、大きな人気を集めています。
肩こり対策に使われることも
美容やアンチエイジングといった目的で使われることが多いボトックスですが、肩こり対策として用いられることもあります。肩が重い、痛いなどの症状を緩和することができるとして人気です。肩こり対策では、僧帽筋へボトックスの注入を行います。僧帽筋がかたくなっていると血液やリンパの流れが滞りがちになり、結果として肩こりや冷えなどの問題が生じがちです。ボトックスの作用によって僧帽筋の緊張をゆるめれば、肩こりに伴う様々な症状を緩和することができるでしょう。また肩のラインがなだらかになることから、首回りがすっきりするなど、美容面でもメリットが得られるといいます。
ボトックスを用いる多汗症治療
ボトックスは多汗症の治療にも活用されています。わきの下など発汗が多い部位に注入することで、汗の量を抑えることができるのです。発汗は、神経伝達物質が汗腺の受容体と結びつくことで引き起こされます。ボトックスを注入すれば、発汗を引き起こす神経伝達物質の分泌を抑制することが可能です。効果に永続性はありませんが、一度施術を受ければ数ヶ月から半年程度、汗の量を抑えることができます。
プチ整形のボトックス注射はメスを使うことなく、おでこや眉間、目尻にできる表情じわを解消し若返り効果を発揮します。